「J」と「WE」初のリーグ戦共同開催　千葉FW大沢「お客さんがたくさん残ってくれてワクワクしていた」

＜WEリーグ日テレ東京V・千葉＞前半、競り合う千葉DF林香奈絵（中央右）と日テレ東京VのMF木下桃香（同左）
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　JリーグとWEリーグが23日、初めてリーグ戦を共同開催した。味の素スタジアムでJ2東京Vと千葉に続き、日テレ東京Vと千葉がダブルヘッダーで対戦。J2は1―1で引き分け、ナイターのWEリーグはアウェーの千葉が3―2で逆転勝ちした。

　普段は味の素フィールド西が丘をホームとする日テレ東京Vは今季初の味スタ開催で、この日の観衆は1591人とまずまず。J2は5110人で、2試合を観戦できる通しチケットが販売され、普段WEリーグを見ないJリーグのファンもそのまま続けて観戦したとみられる。

　男女ともに4バックの東京Vに3バックの千葉という構図で、最後まで白熱した試合となった。記念の試合で普段以上の力を発揮したのはWEリーグ千葉で、スコア0―2から今季初となる逆転勝利を収めた。猿沢真治監督は「初めて見る方もいるので、自分たちのサッカーを見せようとグラウンドに入っていった」とプラス効果を実感。後半から出場して2得点を挙げた千葉FW大沢は「お客さんがたくさん残ってくれて、試合前からワクワクしていた。男子は追いつかれてしまって、自分たちは勝とうという気持ちは強かった」。男子で先制点を挙げたMF高木俊幸に続き、男女チームの背番号20によるゴール競演となった。

　東京Vと日テレ東京Vは、5月8日にもアウェーで新潟と共催試合を戦う。新たな試みとして他のクラブにも広がっていくか、今後が注目される。