横浜　ACL1次リーグ初戦勝利もマスカット監督「本当に難しい試合でした」

ホアンアイン・ザライに勝利した横浜イレブン＝ホーチミン（ゲッティ＝共同）
Photo By ゲッティ＝共同

　横浜は16日、ACL1次リーグ初戦でホアンアイン・ザライ（ベトナム）と対戦し、2―1で勝利した。

　相手は地元の人気チームとあって、スタジアムは1万人を越すサポーターが詰めかけた、まさに完全アウェーの一戦。その中で前半19分に永戸の右GKからFWレオ・セアラが右足ヒールで流し込み先制点をもたらすと、その6分後に再び永戸のFKからレオ・セアラが頭で合わせて2点をリードした。

　その後にオウンゴールで1点差に詰め寄られたものの、守備陣も奮闘。GK高丘を中心に最後まで集中力を切らさずに守り切った。接戦をものにしたマスカット監督は「勝ちはしましたが、なかなか自分たちがやろうとしていることができずに、本当に難しい試合でした」とホッとした表情で振り返った。

　今回は4チームが同宿の“呉越同舟”。だが練習場はそれぞれ別で、横浜はバスで往復3時間と長距離移動を強いられた。ピッチもデコボコで雑草が生い茂る劣悪環境。何度もスコールにも見舞われた。「ちゃんと練習ができたのは1回だけ。練習場に往復3時間かかったり、行ってみたら、水が溜まっていて練習できる環境でなかったこともありました」と指揮官。それでもハンデを乗り越え、20年に続く2度目の1次リーグ突破へ好発進した。次戦は19日にKリーグ王者の全北（韓国）と対戦する。