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FC東京のMF松木が地元の大先輩とユニホーム交換「こういう舞台に憧れていたので」

[ 2022年4月16日 18:07 ]

明治安田生命J1第9節   札幌0―0FC東京 ( 2022年4月16日    札幌D )

<札幌・FC東京>後半、FC東京・松木と競り合う札幌・宮沢(撮影・高橋茂夫)
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 試合後の整列が終わると、FC東京のU―21日本代表MF松木玖生(18)に札幌のMF宮沢裕樹(32)が歩み寄った。ユニホームを交換する。健闘をたたえ合い、両チームのベンチに分かれていった。

 北海道室蘭市出身の松木にとって、宮沢は大先輩にあたる。ともに室蘭大沢FCの出身。一緒にプレーしたことはないが、松木が小学生の時にチームを訪れてくれ、写真も撮ったという。「宮沢選手は覚えてないかもしれないですけど」。そう言うと、「こういう舞台に憧れていたので、そういう先輩と一緒にサッカーをできて良かった」と言葉を紡いだ。

 プロになってから初の地元・北海道での試合で、松木は攻守に奮闘した。走行距離は両チーム最長の12・608キロを記録。スプリント回数は同2位の25回を数えた。パスがズレてボールを失う場面もあったが、積極性を失わず。応援に訪れた両親、そして対峙(たいじ)した先輩に最後までチャレンジし続ける姿を見せた。

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2022年4月16日のニュース