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柏―京都は異例の“両軍指揮官不在”対決か 京都・長澤HC「現場は通常です」

[ 2022年4月16日 05:30 ]

京都のチョウ貴裁(チョウキジェ)監督
Photo By スポニチ

 京都はあす16日に今季初のリーグ2連勝を賭けて柏(三協F柏)と対戦する。チョウ貴裁監督(53)が新型コロナ陽性、柏のネルシーニョ監督(71)は負傷入院中。ネルシーニョ監督がベンチ入りしなければ異例の“両チーム指揮官不在”対決となる。オンライン取材に応じた長澤徹ヘッドコーチ(53)は「この世界に長くいるけど、監督不在同士のゲームは聞いたことがない。メディアの皆さんは色々と書きようがありそうですね」と笑った。

 ただ「僕たちは気にしていない。現場は通常です」とも強調。京都は昨季からチョウ貴裁監督が就任して、ハードワークと攻守にアグレッシブな姿勢をベースとした戦い方が浸透。一方、柏もネルシーニョ監督が率いて4年目となる。互いにスタイルが明確で「ネルシーニョさんのチームは、本質的なものは抑えている。(チームが)緩むこともない。我々はノーマルな柏を想定して準備をするし、相手も同じ準備をしてくると思う」と長澤徹ヘッドコーチはいう。むしろ「選手をピッチに送り出すまでが勝負」と試合前こそが重要だという見解を示した。

 練習場では自宅療養中のチョウ貴裁監督とオンラインでつなぎ、画面越しに選手たちに指示。MF福岡慎平も「画面越しでも声を聞くとピリッとした雰囲気になる」と笑う。異例の1戦となる可能性が高いが、指揮官不在を感じさせない戦いで勝利を手にする。

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2022年4月16日のニュース