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広州FC所属の中国人DF 悪質ファウルで“一発解雇” ACL川崎F戦へネット不安「恐怖しかない」

[ 2022年4月16日 19:59 ]

<ジョホール・広州>後半25分に悪質な反則によって一発退場となったDFグァン・ハオジン(中央・88番)(AP)
Photo By AP

 川崎Fなど日本勢4チームが参戦中のACL(アジア・チャンピオンズリーグ)で“愚行”を犯した選手が一発退場のみならず一発解雇となる出来事が起こった。

 解雇されるほどの悪質なファウルを犯したのは広州FC(中国)の中国人DFグァン・ハオジン(26)。DFグァンは15日に開催された1次リーグ第1戦ジョホールDT戦に先発出場。0―4とリードを許し迎えた後半25分、相手FWともつれて倒れ込んだ後にボールとは関係なく後方から相手の頭をめがけて左足のハイキックを一閃。まるで格闘技のように“KO”を狙った悪質なファウルにより一発退場。主審からレッドカードを提示されると驚いた表情を見せ、不満顔でピッチを後にした。

 頭部への攻撃を受けたFWベルグソンは大事には至らずフル出場。この日はハットトリックを決め、5―0の勝利に貢献する大活躍を見せていた。

 すると試合から一夜明けた16日、広州FCはクラブの公式ホームページで「試合中に重大なファウルを犯し、クラブの規約にも違反するレッドカードだった」と悪質だった反則を重く受け止め、DFグァンを即時解雇したと報告。加えてコーチ陣の減給または罰金処分も発表。「この先は選手や監督、コーチを含めたチーム一人一人が厳格にルール守るべく高い意識を持って臨んでほしい」というメッセージを載せた。

 さらに広州FCは次節18日、1次リーグ第2戦で川崎Fと対戦予定とあって日本のネット上では「川崎の選手も危ないんじゃないか」「ケガだけはしないでほしい」「どんなラフプレーされるんだろう」「恐怖しかない」と不安の声が広がった。

 なお、広州FCは今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響やリーグ開幕戦を控えているため主力メンバーは参加せず。10代や20代前半のユース選手主体のチームが参戦しており、同じくユース選手中心だった昨季は6戦全敗で1次リーグ敗退していた。

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