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Eフランクフルト・鎌田、カンプ・ノウでバルサ撃破 とどめのアシストで4強進出貢献

[ 2022年4月16日 05:30 ]

欧州リーグ準々決勝第2戦   Eフランクフルト3-2バルセロナ※2戦合計4-3でEフランクフルトが準決勝進出 ( 2022年4月14日    バルセロナ )

<バルセロナ・Eフランクフルト>ベスト4進出を決め、喜ぶ鎌田(AP)
Photo By AP

 欧州リーグは14日、各地で準々決勝第2戦が行われ、Eフランクフルト(ドイツ)の鎌田大地(25)は敵地で行われたバルセロナ(スペイン)戦に先発出場し、3点目をアシストした。チームは3―2で優勝候補を下し、2戦合計4―3として3季ぶりのベスト4進出を決めた。

 敵地カンプ・ノウで鎌田がバルサをねじ伏せた。2―0で迎えた後半22分だ。相手のゴール前中央でフリーになるとワンタッチで左のコスティッチに展開、とどめとなる3点目を演出した。10分以上のアディショナルタイムで退場者を出し、立て続けに2点を失っただけに、勝利へと導く貴重な1点だった。

 「What a feeling(なんて素晴らしい気分だ)」。鎌田も自身のSNSへ喜びを投稿した。

 優勝候補相手の活躍に地元紙フランクフルター・ルントシャウは「とてつもない労力を見せ、体を張った。ビルドアップでアイデアを見せ、3―0をお膳立て」と高評価。ドイツ紙ビルトも「デュエルの強さを見せた」とチーム最高タイの採点となる1を付けた。

 鎌田は昨年11月のW杯アジア最終予選のオマーン戦を最後に、年明けは日本代表に一度も招集されていない。1月に太腿の負傷で戦列を離れる時期はあったが、森保ジャパンのシステムが変わり、得意のトップ下がなくなったのも一因だ。

 ただ、この日は3―4―2―1の左シャドーで結果を出している。日本代表ではインサイドハーフもこなす男が、敵地のバルセロナ戦で見せた大金星。森保監督は欧州視察でEフランクフルトの試合も観戦した。本大会までは約7カ月。鎌田の代表復帰への機運は、高まってきている。

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2022年4月16日のニュース