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C大阪の決勝点を演出した“数字に残らない”MF為田の献身性

[ 2022年4月10日 22:05 ]

明治安田生命J1第8節   C大阪1-0神戸 ( 2022年4月10日    ノエスタ )

<神戸・C大阪>前半、先制のゴールを決め祝福受けるC大阪・加藤(中央)(撮影・後藤 正志)
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 C大阪が今季初クリーンシート(無失点)で2試合ぶりの勝ち点3をつかんだ。小菊昭雄監督(46)は「全員がハードワークしてくれた。勝利のための自己犠牲の結晶が、きょうのクリーンシートにつながった」と称賛。そして唯一の得点も、数字に表れないハードワークの賜物だった。

 前半27分だった。クリアボールを拾ってU―21代表DF西尾隆矢が神戸MFイニエスタのプレスをかわす。そのときMF為田大貴が左サイドの中間地点でポジション取って、神戸守備陣の意識を惹き付けた。そして左SB山中亮輔にフリーでパスが渡ると、一気に相手の裏スペースへ走り込む。為田がヘディングの強い神戸DF菊池流帆を含めて2人のマーカーを引き連れることで、ゴール前に走り込んだFW加藤陸次樹の決勝ヘッドを演出した。

 小菊監督は今季のキーワードとして(1)アグレッシブ(2)ハードワーク(3)絆の3つを掲げている。点と点で合わせた山中と加藤も見事だったが、指揮官が求める“数字に残らない献身性”が詰まった1得点だった。

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2022年4月10日のニュース