×

J2山形―岡山で前代未聞の退場劇 競技規則では「懲戒の罰則にはならない」と明記されているが

[ 2022年4月3日 22:50 ]

明治安田生命J2第8節   山形0―1岡山 ( 2022年4月3日    NDスタ )

 前代未聞の退場劇だ。3日に行われたJ2の山形―岡山でそれは起こった。前半9分、U―21日本代表DF半田陸(20)がGK後藤雅明(27)にパス。そのボールが逸れてゴールマウスに向かい、後藤は飛びつきながら手で処理してしまった。バックパスは手で扱うことが認められていないため、主審は岡山に間接FKを与えた。

 問題はそのあとだ。主審は後藤にレッドカードを提示。確かに手で処理していなければ岡山の得点だったが――。競技規則では「ゴールキーパーが、自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則にはならない」と明記されている。

 なお、山形はSNSで「弊クラブでは、本日4月3日岡山戦 前半11分のGK後藤雅明選手の退場について、リーグ側に所定の手続きのうえ、質問及び確認をお願いしております。みなさまにおかれましては、ご心配をおかけしておりますが、ご理解の程よろしくお願いします」としている。

続きを表示

2022年4月3日のニュース