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スペイン&ドイツ 日本は“踏み台”!1次L突破へ眼中になく…

[ 2022年4月3日 05:30 ]

W杯カタール大会 1次リーグ組み合わせ決定

スペイン代表のルイス・エンリケ監督(左)とドイツ代表のフリック監督(AP)
Photo By AP

 抽選を終えたスペインのルイスエンリケ監督は「簡単な組、簡単な組。だろ?」と語ったという。強敵ドイツが同じ組に入ったことを受けてのジョークで、すぐに「偉大なライバルがいる」と言い直したようだが、心のどこかで1次リーグ突破に向けての本音もあったのかもしれない。

 12年ぶり2度目の優勝を意識する中、ドイツに関しては「強豪で監督が代わってチームが改善されて良くなった。W杯はひんぱんに行われるものではないから楽しまないと」と対決を心待ちにする様子も見せた。しかし、大陸間プレーオフの結果で対戦する可能性があるコスタリカとニュージーランド、さらに日本のことは眼中にない様子。「日本については何も知らないんだよ。分析する必要がある」と軽く流した。

 一方でドイツのフリック監督は「日本は常連。多くの選手がドイツでプレーしていて質が高い」と敬意を表した。さらにW杯に向けた強化試合の相手として候補に挙がっていたことを明かし「もちろん実現しなくなったけど」と続けた。日本にとっては本番に向けた最高の腕試しの相手が消えた上に、本番の1次リーグ初戦で待ち受ける最悪の組み合わせ。「我々には大会で大きな目標がある。確実に決勝トーナメントに進めるようにしないと」とこちらも1次リーグを踏み台に5度目の頂点を見据えていた。

 【NZ&コスタリカは地獄】日本と同じE組に入った大陸間プレーオフ枠のニュージーランドとコスタリカでも組み合わせは悲観的に報じられた。ニュージーランド・ヘラルド紙は「W杯に出場しても最も厳しい組になる」と指摘。「元王者のドイツとスペインにアジアの巨人・日本も同じ組に入る」と続けた。また、コスタリカのメディアによれば、スアレス監督は出場した場合に対戦することになった日本に関し「とても速く機敏で規律がある」と語ったという。

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2022年4月3日のニュース