×

原口元気 独一筋8期目で念願の対戦へ「ドイツとやりたいと思っていた」

[ 2022年4月3日 05:30 ]

W杯カタール大会 1次リーグ組み合わせ決定

原口元気(ロイター)

 ドイツ1部ウニオン・ベルリンの日本代表MF原口元気(30)が、ドイツとのW杯1次リーグ同組を熱烈に歓迎した。1日のホームのケルン戦後にW杯組み合わせについて言及。「めちゃくちゃ、うれしい。ドイツとやりたいと思っていた」。14年6月に浦和から海外移籍して以来、ヘルタ、デュッセルドルフ、ハノーバー、ウニオン・ベルリンとドイツ一筋8季目だけに、念願の対戦決定に熱を込めて語った。

 「(本大会で)自分の全部をぶつけて、サッカー人生のハイライトになるように、そのためにやりたい」

 3月24日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦では途中出場からW杯出場決定に導く先制点の起点となり、続くベトナム戦では昨年9月の最終予選初戦オマーン戦以来の先発出場。代表活動を終えて30日にドイツに戻ってすぐに先発し、後半30分までプレーして1―0の勝利に貢献した。

 4年前のW杯ロシア大会では、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で先制弾を決めるも、2点リードから最終盤に逆転負けする「ロストフの悲劇」を経験した。「それ(4年前の記憶)だけをずっと考えてやってきた。もう1個上のステージ(8強)に行くこと、それが僕ら世代の大きな課題」と話していた原口。W杯の借りはW杯でしか返せない。「W杯に対してめちゃくちゃ燃えている」と意気込んでいた30歳が、運命の一戦に向けてスパートをかけていく。

 《6月南米勢と親善試合も》6月にウルグアイやブラジルなど南米勢と親善試合を行う可能性が出てきた。抽選会後に取材に応じた反町技術委員長は「一般論として」と前置きしつつ「H組は韓国が入っているところですよね。ウルグアイとかやりたがる国はあると思うし、お互いの利害関係が一致すればすんなり進むかもしれない」と今後の強化プランを明かした。

 また、この日、ブラジルメディアが日本と試合を行う可能性があるとも報じた。J1終了後の11月7日から13日まで直前合宿。場所は未定だが、田嶋会長によると、カタール近郊で行う方針という。多くの欧州組は14日か15日に合流。練習試合1試合を経て、23日の初戦ドイツ戦までに100%のコンディションに仕上げる。

続きを表示

2022年4月3日のニュース