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なでしこ 3連覇の夢破れる!“覚醒したストライカー”植木の2得点もPK戦で中国に屈する

[ 2022年2月4日 05:31 ]

<日本・中国>延長前半、ヘディングでチーム2点目のゴールを決める植木(右下)
Photo By ゲッティ=共同

 3連覇の夢は準決勝で露と消えた。W杯予選を兼ねるアジア杯(インド)に臨んでいるFIFAランキング13位の女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は3日、同19位の中国に2―2の末のPK戦で3―4で敗戦。W杯出場権を獲得したものの、栄冠はつかめなかった。

 前半26分、FW植木理子(22=日テレ東京V)の先制弾だ。左サイドからMF宮沢ひなた(22=マイナビ仙台)のクロス。植木は相手DFの前に入り込んでドンピシャで頭で合わせた。1―1に追いつかれて迎えた延長前半13分にも、ヘディングでゴールネットを揺らした。MF長谷川唯(25=ウェストハム)のFKに合わせ、この試合での自身2点目。相手DFとの駆け引きに勝ち、オフサイドのギリギリで飛び出してゴールネットを揺らした。

 覚醒した若きストライカーは、これで今大会は5試合で5得点。1次リーグ第1戦ミャンマー戦で代表初ゴール&池田ジャパン第1号を決めてから、好調を維持。「FWなのでゴールを取ることが仕事。自分がゴールを3点取れているのは自信にもなる。チームを勝たせるゴールを決めることが一番の大きな役割なので、(決勝まで)多くて2試合、自分のゴールでチームを勝たせられるようにやっていきたい」という意気込みをピッチで見事に表現した。

 しかし、2―1で迎えた終了間際にまさかの失点。PK戦ではお互いに1人目が外したが、その後は両チームが4人目まで成功。5人目で先攻の日本は失敗し、後攻の中国が決めたため、前回女王は4強で姿を消すこととなった。

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2022年2月3日のニュース