横浜　ブラジル人FWロペスを完全移籍で獲得　開幕にも間に合う見通し　ブラジル人カルテット形成

　横浜は3日、中国1部武漢からブラジル人FWアンデルソン・ロペス（28）を完全移籍で獲得したと発表した。複数の関係者によれば、移籍金は推定で150万ドル（約1億7100万円）という。

　かつて広島、札幌でプレーした経験を持つアンデルソン・ロペスは、スピードとパワーを併せ持った左利きのストライカー。昨年7月まで札幌に在籍していたため就労ビザは取得済みで、既に日本に入国しているもよう。隔離期間を経てチームに合流する予定で、19日にホームの日産スタジアムでC大阪と対戦する開幕にも間に合う見通しという。

　横浜は前日、鳥栖からDFエドゥアルド（28）の獲得を発表したばかり。同じセンターバックのチアゴ・マルチンス（26）は米MLSニューヨーク・シティーへの移籍が決定的だが、リーグ屈指の攻撃陣を誇るFW陣には既にマルコス・ジュニオールら同じブラジル出身のアタッカーが3人在籍。アンデルソン・ロペスが新たに加わり、19年以来となる王座奪還へ強力な“ブラジル人カルテット”が形成されることになる。