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東山の3年生もやるね! 10番の藤枝が2得点&芦谷も後半追加点 “同志”が陣取るスタンド前で喜び爆発

[ 2022年1月3日 05:30 ]

第100回全国高校サッカー選手権 3回戦   東山3-0長崎総合科学大付 ( 2022年1月2日    駒沢 )

<高校サッカー3回戦 東山・長崎総合科学大付>前半29分、この日自身1得点目のゴールを決め芦谷(右)らと喜ぶ東山・藤枝(右から2人目)(撮影・西海健太郎)
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 3回戦8試合が行われ、東山(京都)は長崎総合科学大付を3―0で破り、京都府勢としては14年度大会の京都橘以来7大会ぶりの8強進出を決めた。次戦は全国高校総体で敗れた青森山田との対戦で、リベンジを期す。

 スタメン6人が2年生の若いチームで、3年生が躍動した。前半29分、ロングスローの流れからFW藤枝が右足ボレーで先制点。後半23分にはシュートの跳ね返りをFW芦谷が詰めて追加点を奪うと、同39分には再び藤枝がヘッドを叩き込んで勝負を決めた。

 「今の2年生は頼もしい存在。その中で10番をつけている自分が得点を取って勝たせることは意識している」

 長崎総合科学大付の縦に速いサッカーに苦しんだが、チームを救う2得点。2回戦で大会初勝利を挙げた勢いで、ベスト8進出に貢献したエースの藤枝は胸を張った。ベンチ外だった全国高校総体後にメキメキと成長した芦谷も「(2点目は)狙っていました」と満面の笑み。得点後はピッチに立てない悔しさを知る“同志”たちが陣取るスタンドに駆け寄り、喜びを爆発させた。

 次戦の相手は優勝候補筆頭の青森山田。インターハイでもベスト8でぶつかり、2―5で敗れた。だが全国トップレベルを体感したことで選手たちの意識に変化。練習から常にトップを見据えて取り組み、大きな成長を遂げた。「夏以降に取り組んできたことを全て出し切って勝ちたい」と藤枝は気合十分。芦谷も「(TVで見た)インハイでは押し込まれる時間が長かった。前線で時間をつくることが大事」と起点になるイメージを膨らませた。

 勝てば13年度大会の京都橘以来となる京都府勢の4強進出。若いチームの先頭に立つ3年生2トップが、夏のリベンジに導く。

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2022年1月3日のニュース