川崎F・ダミアン　初のMVP「チームメートがいたからこそ」、35戦23発で2連覇貢献&得点王

最優秀選手賞を受賞した川崎F・レアンドロ・ダミアン（撮影・西海健太郎）
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　Jリーグアウォーズが6日、都内で行われ、今季のJ1得点王に輝いた川崎FのFWレアンドロ・ダミアン（32）が最優秀選手賞（MVP）を受賞した。得点王とのダブル受賞はリーグ史上9人目。2連覇で4度目の頂点に輝いたチームからは、7人がベストイレブンに輝いた。

　来日3年目、苦労を重ねたブラジル人FWが、MVPに輝いた。トロフィーを手に「幸せな気持ちでいっぱい。チームメートがいたからこそ」と万感の表情で話した。

　12年ロンドン五輪の得点王。19年に鳴り物入りで加入したが、1年目は主力にはなれなかった。その冬。契約を残しているにもかかわらず、強化部に「自分が残ってチームの成長の妨げにはならないでしょうか」と申し出た。そんな選手は後にも先にもいない。

　自身の得点よりも、チームのタイトルが第一。言葉でも姿勢でも示し続け、チームメートからの信頼を集めた。今季は副主将にも就任。35試合で23得点を奪った。「みんながいなければ自分はこの場所に立っていない」。周囲への感謝が何度も口をついた。