湘南　7試合ぶり勝利で降格圏“脱出”16位、山口体制6戦目で初白星

明治安田生命J1第33節   湘南2―1横浜FC （ 2021年10月23日    レモンS ）

＜湘南・横浜FC＞後半、決勝ゴールを決める湘南・山田（左）
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　湘南は途中出場のMF山田が決めて7試合ぶりの勝利。9月1日に就任した山口監督は6試合目で初勝利となり、降格圏を脱出する16位に浮上した。後半18分に先制されたが、33分に大橋が同点弾。44分には岡本の右CKを町野が折り返し、山田が頭で流しこんだ。

　サポーターにあいさつする間、失点につながるミスをしたDF石原広は号泣。苦境でつかんだ勝利を物語っていた。山口監督は「言葉にならない。チーム全員でつかみ取った勝利」と笑みを浮かべた。「自分の良さを出せば結果につながると思っていた」と振り返ったのは、殊勲の決勝点を挙げた山田。前日の22日には父方の祖母が亡くなり「僕のサッカーを見るのが好きだった。空から見てくれたかなと。点を入れたのも勝ったのも、おばあちゃんの力を借りた」と、喜びの涙を拭った。