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大分が残留争う「ライバル」徳島と敵地でドロー 町田が同点弾 超苦手アウェーの勝ち点1は大きい

[ 2021年10月24日 05:30 ]

明治安田生命J1第33節   大分1ー1徳島 ( 2021年10月23日    鳴門大塚 )

<徳島・大分>後半、競り合う徳島・宮代(左)と大分・町田
Photo By 共同

 大分が敵地で貴重な勝ち点1をつかみ取った。激しく残留を争っている徳島との直接対決。後半25分に先制を許す厳しい展開となったが、片野坂知宏監督の采配で打開した。

 同28分にFW長沢を投入し、1トップから前線を2枚に変更。前がかりになるリスクを背負い、勝負を仕掛けた。すると同35分、町田に起死回生の同点ゴールが生まれた。長沢の放ったシュートのこぼれ球を豪快にたたき込み、「ボールが浮いていたので吹かさず枠に入れたら何か起こると思った」と話した。

 今季初めて2連勝した前節の余勢を駆って臨んだが、白星を手にすることはできなかった。町田は「勝ち点3が欲しかった。最低限の結果」と厳しい表情だった。ただ、残留争いのライバル相手に執念でドローに持ち込んだのは価値がある。今季これまで敵地で1勝1分け13敗と苦しんでいただけに、指揮官は訪れた500人以上のサポーターに「おかげで何とか勝ち点1をもぎ取ることができた」と感謝した。

 27日には磐田との天皇杯準々決勝が控えている。「質の高い選手がそろっているが、リーグ戦につながるゲームをやっていきたい」と指揮官。クラブ初のベスト4入りで残留争いに弾みをつける。(村田 有子)

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2021年10月24日のニュース