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サンジロワーズ・三笘 後半から出場、45分でハット!代表入り猛アピール

[ 2021年10月18日 05:30 ]

ベルギー1部   サンジロワーズ4―2セラン ( 2021年10月16日 )

セラン戦の後半、ハットトリックとなるゴールを決めるサンジロワーズの三笘(奥)
Photo By 共同

 ベルギー1部サンジロワーズの東京五輪代表MF三笘薫(24)が16日、ホームのセラン戦でプロ初となるハットトリックの活躍を見せた。味方に退場者が出て数的不利だった0―2の後半開始から出場し、同10分のリーグ戦初ゴールを含む3得点と大暴れ。4―2の逆転勝利の立役者となり、攻撃陣にケガ人が続出する日本代表入りへも大きくアピールした。

 圧巻の三笘ショーだった。チームは前半31分、同35分に立て続けに失点。同45分には味方のボランチが2枚目の警告を受け退場となった。そんな絶体絶命のピンチを救ったのが、後半開始からピッチに立った三笘だ。

 まずは同10分に味方のパスをペナルティーエリア左で受け、狙い澄ました右足で記念すべきリーグ戦初得点をマーク。反撃ののろしを上げると、2―2の同31分に勝ち越し弾を決め、さらに終了間際には得意のドリブルからダメ押し点を挙げた。

 この劇的な勝利でチームは暫定ながら首位に浮上。立役者となった三笘には当然、賛辞の声が広がった。まだ先発起用のないマズ監督は「素晴らしい選手。チームの力になれることを証明した。日本人は文句も言わず、いつもポジティブだ」と称賛。現地局「RTBF」は「スーパー・ミトマ」と報じ、マン・オブ・ザ・マッチに選出したベルギーのスポーツ専門サイト「sporza(スポルザ)」も「うそのような逆転劇に導いた。セランはこの日本人をつかまえられなかった」と評した。

 森保ジャパンにとっても朗報だ。ケガで離脱中の久保、堂安は11月のW杯最終予選(11日=ベトナム、16日=オマーン)も欠場が決定的な状況。三笘も先日「日本のフル代表に入って、日本を代表する選手になりたい」と語っており、この勢いで活躍を続ければ、近くA代表に初招集される可能性も十分にありそうだ。

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2021年10月18日のニュース