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スパルタ・プラハのファンがレンジャーズの選手に侮辱的な行為で外交問題に発展?

[ 2021年10月2日 17:04 ]

 レンジャーズ(スコットランド)がスパルタ・プラハ(チェコ)に0―1で敗れた9月30日の欧州リーグ1次リーグ第2戦が外交問題に発展する可能性が出てきた。レンジャーズの黒人MFカマラがボールに触れるたびに敵地のファンがやじやブーイング。2度目の警告で退場となった際は拍手が起こるなど試合を通じて侮辱的な扱いを受けたという。

 スパルタは8月の試合でサポーターに人種差別的な行為があったとしてレンジャーズ戦では一般客の入場が認められず。6~14歳の子供に一部保護者が付き添う形で1万人が観戦した中で、レンジャーズ側がUEFAにスパルタへの処分を求める事態になった。

 子供のファンが騒動を起こしたと報じられ、批判を受ける事態となったことにスパルタ側が反論。「罪がない子供たちが根拠のない人種差別行為の非難にさらされ、攻撃を受けるなんて全く信じられない」と声明を発表。チェコのクルハーネク外相も事態に関して話し合うため、英大使を召喚する意向を示し「うんざりだ。インターネットやメディアでチェコの子供たちに対する不愉快な侮辱が意図的に拡散されている。サッカー界はもちろん良好な2カ国間の関係であってはならない」と訴えた。

 カマラは昨季の欧州リーグでも同じチェコのスラビア・プラハと対戦した際に相手DFクーデラから人種差別的な侮辱を受けたとして騒動に発展。10試合の出場停止処分を受けたクーデラはチェコ代表での欧州選手権出場を逃した。

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2021年10月2日のニュース