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なでしこ新監督に池田太氏就任「世界を奪還する強い気持ちでチームづくり」、任期は24年パリ五輪まで

[ 2021年10月2日 05:30 ]

就任会見に臨んだなでしこジャパン池田新監督(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本サッカー協会は1日、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督に池田太氏(50)が就任したことを発表した。この日、オンラインで就任会見に臨み「頂点を目指し、世界を奪還する強い気持ちでチームづくりがしたい」と、11年W杯以来の世界一を見据えた。

 池田氏は17年から年代別女子代表監督を歴任し、18年U―20W杯では初優勝に導いた手腕が評価された。今井純子女子委員長は「池田さんは、チームビルディングが非常にたけている」と期待し、16年から率いた高倉麻子前監督が築いたパスサッカーを土台に「日本の良さを違う方法で引き出せるはず」と推薦理由を明かした。

 任期は24年パリ五輪まででU―19代表と兼務。今月18日の国内合宿で始動し、初陣は来月の海外遠征となる。19年W杯は16強、東京五輪は8強に終わったが、池田氏は「日本人の連動連係を突き詰めていけば、相手を打ち負かすことができる。日本の武器を磨き、世界に打って出る」と再建を誓った。

 ◇池田 太(いけだ・ふとし)1970年(昭45)10月4日生まれ、東京都出身の50歳。埼玉・武南高、青学大を経て93年から浦和でDFとしてプレー。現役引退した翌97年から浦和のユースコーチ、02年からトップチームのコーチ、12年からは当時J2だった福岡のヘッドコーチを務めた。17年から年代別の女子代表を率い、18年U―20W杯で初優勝に導いた。11年にS級ライセンス取得。

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2021年10月2日のニュース