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川崎Fが堅首だ!今季最多6連勝 2位・横浜との勝ち点差は再び12に

[ 2021年10月2日 21:34 ]

明治安田生命J1リーグ第31節   川崎F1─0FC東京 ( 2021年10月2日    等々力 )

<川崎F・FC東京>前半アディショナルタイム、ゴールを決める川崎F・レアンドロ・ダミアン(中)(右はFC東京のGK波多野)(撮影・西海健太郎)
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 川崎Fは2日にホームでFC東京を対戦し1―0で勝利。今季最多となる6連勝を飾った。前半終了間際にFWレアンドロ・ダミアン(32)がDF登里享平(30)の左足クロスに頭で合わせて先制。この虎の子の1点を守り切った。これで多摩川クラシコも史上最多となる5連勝。元ブラジル代表の点取り屋は「ゴールという形でチームに勝利をもたらすことができて、本当にうれしく思っています」と喜んだ。

 9月14日に敵地で蔚山(韓国)に敗れてACL敗退。ACLは今季の最大目標だっただけに、精神的ショックは計り知れなかったが、逆境に打ち勝つ見事な精神力を見せた。帰国後は過酷な隔離生活を強いられ、さらに15日間で5試合をこなすハード日程だったが、チーム一丸となって戦い抜き、終わってみれば3試合連続逆転勝利を含む5戦全勝。この日も疲労は隠せなかったが、DF車屋紳太郎(29)、ジェジエウ(27)らが体の張ったプレーを見せ、今季15度目となる完封も達成した。

 登里は試合後「情けないくらい疲れてはいました。前半に関してもまったく走れていなかった」と吐露。それでもライバル相手に貴重な勝ち点3を積み上げ「この5連戦にこだわっていた。そこに自分たちは優勝する覚悟、ここで決める覚悟を持って挑めた結果、チームとしても同じ方向を向けた。勝利できたのはこの上ない結果だと思います」と胸を張った。

 これで2位横浜との勝ち点差を再び12に広げた。「まずは地に足をしっかりつけて、自分たちができることを1日、1日こなしていき、そして最終的にそこにたどり着いていきたいと思います」とレアンドロ・ダミアン。苦しい時期を一丸で乗り越えた王者が、連覇へまた大きく前進した。

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2021年10月2日のニュース