福岡、ホームで宿敵・鳥栖からJ1初白星　FWフアンマの3戦連続弾皮切りにドド～ンと3発快勝

明治安田生命J1リーグ第30節   福岡3-0鳥栖 （ 2021年9月25日    ベススタ ）

先制ゴールを決めた福岡FWフアンマ
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　福岡は25日、ホームで鳥栖を3―0で下した。FWフアンマ・デルガド（30）の先制ゴールなどカウンターが奏功。宿敵からJ1初勝利を挙げ、8位と順位を上げた。

　また新たな歴史を刻んだ。宿敵・鳥栖からJ1初白星。長谷部茂利監督は「勝ち点3で変わらないがダービーで勝つのは初めてなので一つまた壁を破った」と特別な1勝の味をかみしめた。

　けん引したのは絶好調男のフアンマ・デルガドだった。立ち上がりから攻め込まれる苦しい展開の中、前半41分のカウンターからの好機で相手DFに競り勝って右足を振り抜いた。3戦連続ゴールとなる先制弾。「ボールがバウンドしたところを相手より早く触ってGKとの1対1を冷静に決められて先制点を取れて良かった」。チームに勢いをもたらしている好調ぶりに「守備もしっかりやらないといけない。日々の努力が結果として出ているのがうれしい」と胸を張った。

　立ち上がりから激しい球際の攻防が繰り広げられた中、得意のカウンターから今季最多タイの3得点を奪う快勝。鳥栖には直近の天皇杯3回戦で敗れたリベンジを果たし、今季の対戦成績を3勝1分け1敗とした。

　5戦負けなし（4勝1分け）で順位は8位に上昇。5～7月にかけては5連敗があったが、チームは再び上昇気流だ。指揮官は「最後まで気を緩めず戦っていきたい」と引き締めた。残り8戦。歴史を塗り替え続けた1年を全力で走り抜く。（村田　有子）