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鹿島、J史上初ホーム通算300勝は持ち越し 仙台とドロー 相馬監督、ミスから失点で「苦しい試合に」

[ 2021年6月20日 21:03 ]

明治安田生命J1リーグ 第18節   鹿島1―1仙台 ( 2021年6月20日    カシマスタジアム )

<鹿島・仙台>上田は7本のシュートを放つもゴールならず。試合後無念の表情を浮かべる(撮影・篠原岳夫)
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 J史上初のホーム通算300勝は持ち越しとなった。J1鹿島は仙台に1―1で痛恨のドロー。1点を追う後半52分に途中出場のMFファン・アラーノのゴールで、同点に追いつくのが精いっぱいだった。次節は中2日で23日のアウェー大分戦に臨む。

 試合後、カシマスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。ホームで痛すぎるドロー。試合終了間際で同点に追いついたが、MFディエゴ・ピトゥカは「引き分けたが、敗戦したような気分です」と、振り返った言葉が全てだった。

 0―0で迎えた後半23分。自陣に送られた浮き球のバウンドボールをDF犬飼が、相手FWと競り合いながら頭でGK沖へと送る。しかし、このバックパスが短く沖がクリアしようと飛び出すも空振り、最後は無人のゴールへと流し込まれた。相馬監督は「何でもないところから失点を先にして、苦しい試合になってしまった」と悔やんだ。

 前線は五輪代表候補のFW上田、FWエヴェラウドが4月11日の札幌戦以来となる同時先発。後半は何度も相手ゴールに迫ったが、相手GKの好セーブもあり、決めきることができなかった。それでも、指揮官は「勝ち点1では喜べない。ただ、0から1にしたのは価値があると思っている。すぐ次のゲームがあるので、準備を進めていきたい」と切り替えを強調していた。

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