欧州選手権　ベルギー連勝で決勝T進出　顔面骨折のデブルイネが復帰戦決勝弾

欧州選手権1次LB組   ベルギー2－1デンマーク （ 2021年6月17日    コペンハーゲン ）

＜ベルギー・デンマーク＞ベルギーが2－1でデンマークを破り決勝トーナメントの進出を決めた（AP）
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　欧州選手権は17日に1次リーグ3試合が行われ、ベルギーとオランダが2連勝し、決勝トーナメント進出を決めた。B組のベルギーは後半開始から出場したMFケビン・デブルイネ（29＝マンチェスターC）が1得点1アシストと活躍し、デンマークに2―1で逆転勝ちした。C組のオランダは2―0でオーストリアを退け3大会ぶりに16強に進んだ。

　ベルギーは顔面骨折から復帰したデブルイネが、いきなり本領を発揮した。0―1の後半10分にT・アザールの同点弾をアシストすると、25分には華麗なパス回しから左足で勝ち越しゴールを蹴り込んだ。先月29日の欧州CL決勝で鼻骨などを折って手術を受けた司令塔だが、復帰戦で劣勢ムードをがらりと変えた。マルティネス監督は「しばらく離脱していたとは思えないプレーだった」と絶賛した。

　≪エリクセン思い世界1位に善戦≫デンマークは会場から約1キロ離れた病院で闘うエリクセンのために、魂のプレーを見せた。開始2分にポールセンが先制するなど、前半は鋭い出足で世界1位を圧倒。ユルマン監督は「親友を失いかけた数日後に、こんな試合をした選手を誇りに思う」と称えた。エリクセンの背番号10にちなんで前半10分に試合を中断し、スタジアム全体で激励の拍手を送った。ブレイスウェイトは「改めてサッカーが持つ力を感じた」と話した。