U24代表・瀬古　逆転五輪切符へ“一発回答”誓う、追加招集から「やる気モリモリ」

笑顔で練習する（左から）吉田、瀬古、前田（撮影・小海途　良幹）
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　東京五輪世代のU―24日本代表は合宿最終日の12日、ジャマイカA代表戦に臨む。11日は試合会場となる豊田スタジアムで最終調整。18人の五輪代表発表前最後の一戦に向け、追加招集のDF瀬古歩夢（21＝C大阪）らが生き残りへアピールを誓った。

　瀬古が下克上に挑む。負傷離脱したDF冨安に代わり10日に緊急合流した21歳のセンターバック（CB）は「やる気はモリモリありますし、自分の勝負どころを生かせるチャンス」と腕をぶした。3月のアルゼンチン戦では鮮やかなフィードで先制点をアシストするなど活躍。ところが、今回のメンバーに名前はなし。「（五輪の）可能性は正直、もうないと思っていた」と振り返ったが、最後の最後でチャンスが巡ってきた。

　出場濃厚なジャマイカ戦ではOA枠のDF吉田との相性も試される。練習では「これほど頼れるCBは今まで一緒にやったことがなかった」と感想を口にし「あとはコミュニケーションをどれだけ取れるか」と分析。合宿初日から参加する町田、橋岡ら、他のCB以上のアピールができれば、大逆転も見えてくる。「今いるCBの中での違いを見せないといけない。違いは攻撃の面で生み出せると思っているので、出していけたら」と“一発回答”を誓った。