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日本代表 対欧州勢連敗6で止めた!伊東が日本Aマッチ通算1300号V弾

[ 2021年6月12日 05:30 ]

国際親善試合   日本1―0セルビア ( 2021年6月11日    ノエスタ )

<日本・セルビア>後半3分、先制ゴールを決める伊東(撮影・篠原 岳夫)
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 日本代表は11日、セルビア代表に1―0で競り勝った。後半3分、右CKからMF伊東純也(28=ゲンク)が右足で日本の国際Aマッチ通算1300得点のメモリアルゴール。オーバーエージ枠でU―24代表に合流した3選手を欠く中、DF谷口彰吾(29=川崎F)ら守備陣が無失点に抑え、対欧州勢の連敗を6で止めた。セルビア代表指揮官として5年ぶりに“凱旋”したドラガン・ストイコビッチ監督(56)は就任5戦目で初黒星となった。

 記念すべき日本代表国際Aマッチ通算1300得点は、快足ウインガーの右足から生まれた。0―0で迎えた後半3分。鎌田の右CKを谷口が頭でそらすとファーサイドから飛び込んだ伊東がネットを揺らした。

 「CKはチームで狙っていた形だったので。来たら、しっかり決めようと思っていた。練習通りでした」

 狙い通りの形で奪った決勝弾は、3月30日のW杯アジア2次予選モンゴル戦以来、国際Aマッチ5得点目。歴史的なゴールを知らされ「今、初めて知りました。あんまり点を決めるタイプではないけど、しっかり決められて良かった」と表情を緩めた。

 19年2月に柏からベルギー1部のゲンクへ移籍。3年目の今季は公式戦42試合で12得点16アシストを記録した。前日にストイコビッチ監督が「特に右サイドにドリブルが得意な、速い選手がいる」と警戒していた通り、存在感を発揮。後半19分にオナイウに絶妙クロスを配球し、オフサイドで“幻のアシスト”となったが、森保監督は「前線に入らない時間帯もいい守備から背後へ抜け出し、(オナイウ)阿道に送ってくれた」と絶賛した。

 日本の絶対的エース大迫が負傷離脱。巧みなポストプレーでボールを収めることができる31歳が不在の中、前半はFW古橋、後半は代表初出場のオナイウを最前線に送り出した。流れの中での得点は生まれなかったが、スピードを生かした攻撃で一つの答えを導き出した。

 U―24代表に参加している堂安や久保らがいる右サイドは激戦区。右足首を痛めて後半31分に途中交代したが「今は痛いけど、打撲だと思うので1~2日で(痛みは)引いてくる」と伊東。過去2戦2敗だったセルビアからの初勝利は、自身にとっても、チームにとっても、アジア最終予選への自信につながるはずだ。

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