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FC東京、五輪世代の内田宅哉が千金アシスト 「自信につながる」

[ 2021年5月22日 22:19 ]

明治安田生命J1第15節第1日   FC東京1―0G大阪 ( 2021年5月22日    味スタ )

FC東京のMF内田宅哉
Photo By スポニチ

 東京五輪世代の技巧派MFが勝利を演出した。内田宅哉(22)の本職はサイドハーフなど攻撃的なポジション。ただ、チーム事情もあって今季途中から右サイドバックとして起用され、この日は唯一の得点をアシストした。

 「元々は攻撃の選手なので、起点になることも自分の特長。サイドバックからどう攻撃に絡んでいけるかを考えながら、あとは守備で穴を開けないことを意識している」

 ブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラ(30)の開始46秒弾には「らしさ」が詰まっていた。最終ラインの選手ながら高い位置に身を置くと、スペースを見つけてMF高萩洋次郎(34)のパスを前を向きながらトラップ。寄せてきた相手DFとそのまま上手く入れ替わって、右足で柔らかなクロスを供給した。

 「前回の柏戦(4―0)で勝てて、正直、まだ明確な自信はなかったが、今回こうやってアシストできたので自信につながる」
 長谷川健太監督(55)は「サイドバックは攻撃を仕掛けられないと我々の形はなかなかつくれない」とし、内田に「右サイドバックに入って、攻撃でしっかりと仕掛けられ、なおかつ守備でも上手く対応してくれている。右サイドに躍動感が出てきたと思う」と期待を寄せる。

 これでチームは連敗を5で止めた15日の柏戦に続いて2戦連続完封勝利を飾った。ホームでの勝ち点3は4月7日の札幌戦以来、約1カ月半ぶり。順位を暫定11位に上げた。その立役者の一人として、22歳の若武者が輝いている。

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2021年5月22日のニュース