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川崎F、21戦不敗J記録並ぶも…終了間際に失点し仙台とドロー

[ 2021年5月13日 05:30 ]

明治安田生命J1第20節   川崎F2ー2仙台 ( 2021年5月12日    等々力 )

<川崎F・仙台>後半38分、川崎F・三笘がゴールを決める
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 明治安田生命J1リーグは12日に3試合が行われ、連覇を目指す川崎Fはホームで仙台と対戦し2―2で引き分けた。1―1の後半38分にU―24日本代表MF三笘薫(23)が左足で決めたが、後半アディショナルタイムにまさかの失点。それでも昨年から続く不敗記録を21に伸ばし、大宮が12年から13年にマークしたJ1記録に並んだ。

 まさかの展開が待っていた。2―1の後半アディショナルタイム。仙台FWマルティノスが放った左足ミドルがゴールネットに刺さった。直後に試合は終了。勝ち点3が寸前でこぼれ落ち、がっくりとうなだれる川崎Fイレブン。鬼木監督も「先制したあと2点目、3点目を取れなかったこと、あとは自分たちのサッカーに程遠いくらいのミスがあった」と悔しさをあらわにした。

 入りは悪くなかった。前半3分にケガから復帰の小林が、登里の左足クロスに頭で合わせて先制。後半29分に追いつかれたが、同38分には三笘が決めた。三笘はプロ1年目の昨年から、得点した試合は15戦全勝。勝ちムードは一気に高まったが、終了間際に被弾し記録は途絶えてしまった。

 後味の悪い終わり方に、登里は「みんな納得していない。ロッカーも暗かった」と振り返った。それでも負けなかった。これで昨年11月25日のG大阪戦から21戦不敗。大宮の持つJ1記録に並んだ。勝っても負けても一喜一憂しない精神力。チーム全体に根付いた飽くなき向上心、競争力――。地道な積み上げがまたチームに偉大な記録をもたらした。次戦は16日のホーム札幌戦。今度こそ勝って新記録を達成する。 

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2021年5月13日のニュース