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湘南で攻撃センス開花!MF名古、目標は2桁得点

[ 2021年5月13日 17:34 ]

 湘南のMF名古新太郎(25)が13日、リモート取材に応じて、2桁得点を目標に掲げた。9日の大分戦では前半17分に左からのクロスをゴール前で受けて左足でシュート。この先制点が効いてチームは4試合ぶりの勝利、リーグ戦8試合負けなし、ルヴァン杯を含めて12試合負けなしとなった。

 静岡学園から順天堂大を経て鹿島入りしたが、層の厚さもあって3年間でリーグ戦24試合しか出場機会がなかった。出場機会を求めて今季湘南に期限付き移籍、3月13日の仙台戦でスタメン出場すると、以後はがっちりと右サイドボランチの定位置を手にしている。好調の秘けつについては「試合に出ているから」という。もちろん湘南のシステムや役割が合っていたことが大きいが、「守備の強度や走力などを見直すきっかけになった」というように、名古自身の意識も変わった。さらに左サイドボランチにはベテラン・山田直輝(30)がいていい手本になっている。試合を重ねるごとに成長し、持ち前の攻撃センスが開花、得点こそまだ2点だが、ゴール前で決定機をつくる回数が増えてきた。

 名古は「点を取るのと取らないのでは自分の評価が変わる。まずはチームの勝利に貢献することだが、気持ち的には余裕ができる」と得点へのこだわりを口にする。そして「2桁は取りたい」と、目標を掲げる。

 浮嶋敏監督(53)も「元々ドリブルやボールコントロールが良く、左右で蹴れる。アタッカーの要素が強い選手だとみていた」という。アンカー、サイドボランチ、トップなどで試され、サイドボランチに落ち着き、見事に覚醒した。名古が8戦負けなしに貢献していることはだれもが認めるところ。どこまで成長するか、注目だ。

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2021年5月13日のニュース