横浜FC・カズ沸かせた!前線で好機演出　今季最長24分間プレー　54歳2カ月9日最年長出場記録更新

YBCルヴァン杯1次リーグ第5節　C組   横浜FC1―1湘南 （ 2021年5月5日    ニッパツ ）

＜横浜FC・湘南＞後半途中出場の横浜FC・三浦（右）（撮影・久冨木　修）
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　各地で8試合が行われ、鹿島、札幌、横浜がプレーオフ進出を決めた。A組は鹿島が福岡と1―1で引き分けて勝ち点11、札幌は鳥栖に2―1で勝利し同10で2位以内が確定。D組は横浜が広島に1―1で引き分け勝ち点11とした。清水は仙台に快勝。B組は既に突破を決めているFC東京が神戸と、大分が徳島と引き分け。C組は横浜FCが湘南と、柏が浦和と引き分けた。

　横浜FCのFWカズが今季最長となる24分間プレーした。0―1の後半21分に投入されると前線で積極的にボールに絡んだ。同アディショナルタイムには安永とのワンツーで好機を演出し、場内を沸かせた。54歳2カ月9日の出場は自身の最年長記録を更新。随所に体を張った守備も見せ、同点に追いついたチームをけん引した。

　早川監督は「ボールの引き出し、関わりも良かったです。守備でも先頭に立ってやってくれた」。カズの存在感に魅了されたのは敵も同じ。プロ初得点を決めた18歳の湘南MF平岡は何度も対峙（たいじ）し「オーラがあって対峙する時は“あ、三浦さんだ”と特別な感覚でした。僕の両親が騒いでいると思います」。年齢がちょうど3倍のキングのオーラに圧倒されていた。