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雷雨中断も味方して6連勝 京都が愛媛との打ち合い制する チョウ監督「(中断は)ポジティブな時間」

[ 2021年5月1日 19:58 ]

明治安田生命J2第11節    京都3ー2愛媛 ( 2021年5月1日    サンガS )

京都のチョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 激しい雷雨による55分間の試合中断も味方につけ、京都が13年シーズン以来8年ぶりの6連勝を手にした。前半早々にFW宮吉拓実の11年ぶりとなる3戦連発で先制。同40分には絶妙な抜け出しを見せたMF松田天馬が追加点を挙げた。前半終了間際に一瞬の隙を突かれて失点。だがチョウ貴裁監督は「失点した直後にハーフタイムを迎えて、そこから(雷雨)中断した。我々にとっては切り替えるためのポジティブな時間だった」と“恵みの雨”だったと強調した。

 新型コロナ禍による緊急事態宣言が発出され、この試合はリモートマッチ(無観客)での開催。試合前には来場できない人たちへ向けた『ファン、サポーター、スポンサーの皆さま“一心(クラブスローガン)”いつも応援ありがとうございます』という横断幕を監督や選手らで作製し、バックスタンドに掲げて臨んだ。押し込まれながらも後半31分に3点目を叩き込んだDFヨルディ・バイスは「スタンドに姿は見えなかったが、サポーターの気持ちは常にスタジアムに届いていた。42試合全て終わった後に本当の喜びを迎えるために、こういう状況も乗り切っていきたい」と呼びかけた。

 次戦は中3日で2位・琉球戦。勝てば昇格圏内に浮上する。チョウ貴裁監督は「順位が物語っているように、まとまった良いチーム。チャレンジャー精神で敵地に乗り込んでいき、我々の土俵で戦えるようにしたい」と大一番へ向けて気持ちを切り替えた。

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2021年5月1日のニュース