マレズ弾で逆転先勝のマンC　初のCL決勝見えた！昨季準優勝パリSP下す

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦   マンチェスターC2ー1パリSG （ 2021年4月28日 ）

＜パリSG・マンチェスターC＞ゴールを決めてチームメートから祝福されるマンチェスターCのマレズ＝左（AP）
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　マンチェスター・シティーは28日、敵地で昨季準優勝のパリ・サンジェルマンに2―1で競り勝った。1点を追う後半にMFケビン・デブルイネ（29）の得点などで逆転。敵地での公式戦連勝を18に伸ばして初の決勝進出に前進した。第2戦は5月4日に行われる。

　輝きを取り戻したマンチェスターCが流れを変えた。ジョゼップ・グアルディオラ監督が「選手が少し慎重だった」と振り返った前半こそ相手の速攻を受けて後手に回ったが、ハーフタイムに指揮官が「自分たちのプレーをしよう」とハッパ。後半は粘り強くボールを回して相手ゴールに迫る持ち味を発揮した。

　流れをつかむと追い風も吹いた。1点を追う後半19分にデブルイネがゴール左前からファーサイドを狙ったクロスがそのままゴールへ。反応が遅れた相手GKを「難しかっただろうね。誰かが触ると思うだろ」と気遣った司令塔は7分後、ゴール前約22メートルで得たFKでは蹴るそぶりでボールの左後方に距離を取った。相手の注意が集まった中、右後方にいたMFマレズが左足で鋭い一撃。壁の間を抜く決勝弾にデブルイネは「（マレズが）蹴っていいか？って言ってきたから」と笑った。

　FA杯こそ準決勝で敗れたが、イングランド・リーグ杯を制して国内リーグも優勝目前。したたかな戦いぶりに強さがにじみ出た。