J2甲府、Jクラブ初のSDGs宣言　DF小柳が「推進部長」就任

SDGs宣言の会見をする佐久間社長（右）と小柳
Photo By 提供写真

　J2甲府がJクラブのトップを切ってSDGs宣言を行った。Sustainable　Development　Goals（持続可能な開発目標）の略で、15年に国連サミットで採択され、17の分野を挙げて30年までの達成を呼びかけている。Jクラブでも取り組んでいるクラブはあるが、「宣言」という形を取るのは初めて。オンラインで会見した佐久間悟社長（57）は「スポーツ団体はフロント、選手、監督・コーチの活動で行政との関わりもあるし、大きなインパクトも与える。推進して地域の人と実現可能な取り組みをしないといけないと感じた」と説明。環境、健康、教育、国際交流の4分野を重点としてて、環境ではスタジアムでエコカップを導入、健康ではヴァンフォーレ体操などを推進、国際交流ではウズベキスタンや中国と交流していることなどを挙げた。

　また、DF小柳達司（31）が選手会のSDGs推進部長に就任、「言葉は知っていたが、甲府に加入して興味を持ち、ネットや本を読んで勉強した。クラブと何か連係してやっていきたい」と、積極的に取り組んでいく考えを明かした。