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森保ジャパン、5・28W杯2次予選ミャンマー戦はオール海外組「恐らく国内組は招集できない」

[ 2021年4月28日 05:30 ]

男子サッカー日本代表の森保一監督
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 日本代表と東京五輪代表を率いる森保一監督(52)が27日にオンライン取材に応じ、来月28日にホームで行われるW杯アジア2次予選ミャンマー戦(会場未定)を海外組中心で臨むことを明かした。Jリーグが前後に行われているためJリーグ組の招集は極めて難しい状況。新型コロナウイルスの影響で、国内組の招集が見送られた昨秋の欧州遠征時のように、オール海外組で2次予選突破へ挑む。

 異例の構成でミャンマー戦に臨む。森保監督は「恐らく国内組は招集できない。海外組中心のメンバー選考になっていく」と明かした。5月28日はクラブに派遣義務が発生する国際Aマッチデー(IMD)の期間外で前後にはJリーグで各クラブの試合があり、国内組の招集は困難。指揮官は「去年の10月、11月の活動(欧州遠征)のようなチーム編成になると思う」とし、各国のリーグ戦を終えてシーズンオフに入っている海外組主体での構成を想定した。

 6月に入るとIMDに突入。以後はそれぞれに国内組も加えたA代表、五輪世代の2グループに分かれる。A代表はW杯アジア2次予選タジキスタン戦(7日)と同キルギス戦(15日)の前に親善試合2試合を予定。相手について、指揮官は「選択肢の中でセルビアと対戦することをお願いしている」と明かした。セルビア代表は名古屋で選手、監督として活躍したストイコビッチ氏が指揮しており、日本協会は3月時点からセルビア協会と接触していた。

 複数の関係者によるとセルビアとの親善試合は11日が想定されている。もう一つの3日の親善試合はジャマイカ代表も対戦候補に浮上しているが、コロナ禍で実現は不透明。2カ国と対戦することを最優先として交渉を進めつつ、3日、11日にセルビアと異例の“連戦”を行う可能性もあるという。ミャンマー戦で2次予選突破を決めれば、親善試合と残る2次予選は最終予選に向けてさまざまな挑戦ができる貴重な場となる。まずは海外組で確実にミャンマーを破る。

 《OA枠候補は酒井宏も浮上》東京五輪のオーバーエージ(OA)枠候補にDF吉田、MF遠藤、FW大迫に加えてDF酒井宏も浮上している。森保監督は6月の活動からOA枠候補との融合を視野に入れている。A代表と活動は重なるが、OA枠候補が五輪世代の活動に加わる可能性もある。

 U―24代表は6月に親善試合2試合を予定。指揮官は「できれば五輪に出場する対戦国と親善試合をしたい」とし、本番の1次リーグ初戦、南アフリカ戦を見据えて「アフリカ勢とは試合したい」と意向を示した。南アフリカの他に五輪に出場するエジプトとコートジボワールが候補となる。

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