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U-24代表・田中碧が先発濃厚〝川崎Fカルテット〟2列目の三好、久保、三笘を生かす

[ 2021年3月29日 05:30 ]

国際親善試合   U-24日本―U-24アルゼンチン ( 2021年3月29日    ミクスタ )

肩でパスを出す田中碧(右)中央は三笘、左手前は久保(撮影・西海 健太郎)
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 東京五輪世代のU―24日本代表は29日、同アルゼンチン代表と北九州で再戦する。26日は0―1で敗戦。出場停止が明け、ボランチで先発が予想されるMF田中碧(22=川崎F)は28日にオンライン対応。司令塔として川崎Fにゆかりのある2列目の3選手を最大限に生かす役割を担い、本番を想定した重要な一戦でチームを勝利に導く活躍を誓った。

 自覚と決意の表れだった。公開された冒頭15分の前日練習。ボランチで先発が予想される田中碧は、三笘や板倉らとボールを使いピッチ状態を入念にチェックした。アルゼンチンとの初戦は、昨年1月のU―23アジア選手権で一発退場となった出場停止処分が適用され欠場。本番を想定した中2日での再戦へ「連敗すれば、五輪だと予選敗退となる」と強調した22歳は「必ず勝てるように」と意気込んだ。

 イメージはできている。第1戦はスタンドで観戦し「自分だったらこうしようかなとか、そういう目線で見ることができた」。なかでも痛感したのが、第1戦では自身と同じ川崎Fアカデミー出身の三好、久保、三笘が並んだ2列目の生かし方だ。連係面では課題を残したものの「(彼らが)高い位置でボールを持てればチャンスになっている」と指摘。さらに「彼らにどうボールを渡すのか。それは自分の役割。率先してビルドアップ、ゲームコントロールをやれれば」と、“司令塔”に名乗りを上げた。

 25日にA代表は韓国を3―0で撃破。デビュー弾を決めた川崎F同僚のDF山根、昨季まで同僚だったMF守田が躍動する姿から、大きな刺激を受けたという。自身も昨季、J1のベストイレブンに選出されるなど成長を遂げ「一昨年、昨年より質は上がっている」と自信をのぞかせる。19年10月のブラジル遠征では、U―22ブラジル代表を相手に2本のミドル弾を決めて3―2での勝利に貢献。「自分たちがゲームコントロールできれば勝てる」と、南米の強豪を相手に再び“金星”を狙う。

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2021年3月29日のニュース