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久保、中山らA代表常連組 今月末親善試合はU24代表“専念”で五輪シミュレーション

[ 2021年3月17日 05:30 ]

日本代表の久保建英
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 今月末に活動を控える日本代表と東京五輪世代のU―24代表を率いる森保一監督(52)が16日にオンライン取材に応じ、U―24代表のメンバー構成について明かした。MF久保建英(19=ヘタフェ)ら“A代表常連”の五輪世代は、一部を除いてU―24代表に専念。五輪出場国の強豪アルゼンチンとの2連戦で、本番を想定したベストに近い布陣の熟成を図るとともに、多くの選手に経験を積ませたい考えだ。

 本番でも対戦の可能性があるアルゼンチンとの2試合を控える五輪世代の編成について、森保監督は「基本的にU―24の選手は、対アルゼンチンの2試合に行ってプレーしてもらおうかなと思っている」と話した。A代表と活動が重なる今回、両代表の活動をまたいで一部選手をスライドさせる案も浮上していたが、五輪世代の久保らは、U―24代表に専念する見通しとなった。

 海外組が多く含まれる活動は、コロンビアと対戦した19年11月の広島合宿以来1年4カ月ぶり。久保の他にもMF中山、DF板倉、MF三好、DF菅原らA代表常連の海外組が集まり、Jで活躍する三笘らと融合してベストに近い陣容が組まれる見通しだ。4カ月後に迫った五輪本番を見据えて連係、戦術、チーム力を高めるにはこの上ない貴重な機会で、指揮官は「強豪との試合を東京五輪世代の選手にできるだけ多く経験してもらうことで、五輪やA代表に向けての強化にもなる」と説明した。

 一方で「A代表で先発で使う選手に関しては(A代表に)招集しようと思っている」とDF冨安、MF堂安についてはA代表に選出する可能性を示唆した。A代表で“控え”ならば、アルゼンチン戦で経験を積ませることを優先。アルゼンチンはGKにオーバーエージ枠の選手を含んでいるが、日本は「今のところ招集しない」。2試合を通じて多くの五輪世代にピッチに立つ機会を与えることで、レベルアップとチームの熟成を図る。

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