新生京都、白星スタート　チョウ監督、笑顔の船出「難しい展開で勝ち点3を取った」

明治安田生命J2第1節   京都2ー0相模原 （ 2021年2月28日    ギオンス ）

開幕戦で初勝利を手にした京都・チョウ貴裁監督（C）KYOTO.P.S
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　チョウ貴裁新監督率いる京都が、6年ぶりとなる開幕白星を手にした。敵地での相模原戦は強風に苦しめられながら、後半37分にDFバイスがCKから先制点を奪うと、同40分にはMF三沢が追加点。「難しい展開で勝ち点3を取った。彼らの我慢強さや向上心、うまくなりたい気持ちがピッチに落ちたから、そういうふうになった」。思いを表現した選手たちを指揮官は称えた。

　湘南監督時代の19年夏にパワハラが発覚。1年間のS級指導者ライセンスが停止され、その後は流通経大でコーチを務めた。約1年半ぶりとなるJリーグ。試合前のコイントスで陣地の選択権を得ると、あえて風下を選んだ。「後半アディショナルタイムに近づくほど、エネルギーが増していくチームにしたいので。（前半に）攻め焦らないようにしたいなと」。久しぶりの舞台でも、思い描いた通りの展開となった。

　10年を最後にJ1から遠ざかる京都。「最強のチームにはなれないけど、最高のチームになることを掲げている」。熱い言葉を語る指揮官の下、一丸となって昇格を目指す。