J2甲府が今季のスローガン「未来へ　Unite　for　the　Next」を発表　新体制会見

昨年1月にJ2甲府が行った新体制発表会見
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　J2甲府は10日、甲府市内で新体制発表会見を行い、今季のスローガン「未来へ　Unite　for　the　Next」を発表。昨季はJ24位に終わり、J1昇格を逃したが、伊藤彰監督（48）は「3年目なので勝ちきるシーズンにしたい。昨季まで積み上げたもの、昨季の若手の活躍に素晴らしい選手が来てくれた。昇格の2文字をつかみ取りたい」と昇格に自信を見せた。

　伊藤監督は数字的な目標について「勝ち点80」を挙げ、得失点差でもプラス15～6点を目指せるような得点力アップを掲げる。さらに昨季から攻守でシステムが変わる可変システムを取り入れていて、攻撃時は4－3－3、守備時は5－4－1になるが、「昨季しっかり構築してベースはできた。相手によって変化できるチームにしたい」と、進化に手応えを見せる。

　佐久間悟GM（57）も「昨季は最終順位が4位で結果としては皆様の期待に応えられず、申し訳ない。伊藤監督と渋谷ヘッドコーチと意見交換してこういう編成になったが手応えを感じている」と、いい補強ができて、今季こそJ1復帰を実現させる構えだ。

　新加入選手も清水からDF金井貢史（30）、広島からMF野津田岳人（26）らJ1経験者を獲得。金井は「勢いだけでなく、長丁場なのでスタイルの確立も必要」と話す。広島から期限付き移籍の野津田も「1試合1試合勝ちにこだわってやり続けること。明るく雰囲気を良くすることも大事だが、メリハリを付けることも必要」と、経験を注入する。