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札幌FWジェイ、残留へ 近日中に合意の見込み

[ 2020年12月20日 11:20 ]

<浦和・札幌>競り合う札幌・ジェイ(右)(撮影・西海健太郎)
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 札幌のFWジェイ(38)の来季残留の可能性が高まったことが19日、分かった。当初は年齢や運動量などの問題もあり来季のチーム構想から外れていたが、シーズン終盤になりクラブは考えを一転。他の外国人選手の動向もあり最終判断は浦和戦以降になるが、クラブは残留の方向で交渉を続けており近日中に合意に達する見込みだ。

  最終戦を含め今季22試合(先発15試合)に出場して6得点。この日も先発出場し、前半に強烈なシュートを放つなど後半32分に交代するまで精力的にプレーし、チーム最年長となってもパフォーマンスに衰えはない。夏に日本代表FW鈴木武蔵がベルギー1部のベールスホットに完全移籍。チームはその後、3―4―2―1と“0トップシステム”を併用したが、ジェイが1トップに入る方がボールが落ち着き、前線で良い連係が多く生まれていた。戦力としてだけでなく、若手の見本となる圧倒的な技術や勝利へのメンタリティーはチームに不可欠と判断した。

 若手中心のチームづくりを進め、ハイプレスを導入する中でも価値と評価は、ネックとなる年齢や運動量を差し引いても余りある。札幌愛が強く、常々「札幌で現役を引退したい」と話す元イングランド代表が、39歳となる来シーズンも赤黒のユニホームに袖を通す。

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2020年12月20日のニュース