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記者が見た佐藤寿人 言葉の端々にプロ意識、記録にも記憶にも残る男

[ 2020年12月20日 05:30 ]

佐藤寿人
Photo By スポニチ

 【記者フリートーク】担当して2年間という短い時間だったが、言葉の端々から“プロフェッショナル”を感じた。記者の奥にサポーターを見据え「見られている」ということを常に意識し、人間味をなくすことなく向き合う。1を聞けば、10にも20にもして返してくれた。

 3月にリーグ戦の再開再延期の雰囲気が強くなった際には「スポーツビジネスとしてやっている以上は、どう補てんするかを含めて考えないといけない」と救済に言及。12年から16年まで日本プロサッカー選手会の会長を務めるなど、「佐藤寿人」という枠を外して思考しているからこそ、一選手を飛び越えたように映る意見も堂々と語った。

 積み上げた記録は「偉大」のひと言だが、それに負けず劣らず、記憶に残る選手だった。(J2千葉担当・古田土 恵介)

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2020年12月20日のニュース