森保監督 戦力底上げに挑んだメキシコ戦「安全にやるだけでは勝てるチームに変わらない」

[ 2020年11月24日 21:25 ]

日本代表の森保監督
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 日本代表を率いる森保一監督(52)が24日にオンライン取材に応じ、年内最後の親善試合を行ったオーストリア遠征の成果と課題を振り返った。パナマ戦は1―0で勝利したが、メキシコ戦は0―2で敗戦。「痛い思いはしましたけど、チーム全体の改めて乗り越えていかなければいけないレベルを知る機会にもなった」と総括した。

 メキシコ戦は後半から相手が中盤の構成を変えたことで劣勢になった。指揮官は1トップの鈴木と太腿裏に張りを訴えていたボランチの柴崎を下げ、FW南野とMF橋本を投入。システムを相手に合わせる、人を代えるという2つの選択肢から後者を選択し「(橋本の)経験値を更にチームの中で引き上げていけるようにすることを考えた」とも明かす。結果的に流れは変えられず「選手交代からギアを上げるという部分では少し足りない部分があった」と振り返った。

 一方で、「どこの国と戦っても、レギュラークラスとして戦っている選手での安定感はある程度計算ができる」という自負を持っていた中で、より代表での経験の浅い選手を起用して全体の底上げをするべく挑戦したのも事実。「その一試合の勝敗の責任が問われるというのももちろんありますけど、ただ安全にやるだけでより勝てるチームには変わっていかない」と力を込めた。

 W杯ロシア大会での“ロストフの悲劇”を経て挑む次のW杯カタール大会は2年後。ベンチからの声が通りにくいW杯を見据えてはなおのこと、選手自らが試合中に臨機応変に修正する力も求められていく。「想定外の時に自分たちで修正能力や解決能力をピッチ内で素早く発揮することは、世界で勝っていくためにもアジアで確実に勝っていくためにも必要。選手たちが判断してやっていけるように、自分も覚悟して見ていかなければいけない部分がある」と指揮官。「ピッチ内で自分たちの発想で変えていけることがサッカーの楽しさかなと自分自身も思ってやってきた。立ち返る場所やチームのコンセプトのベース、選択肢をある程度伝えた上で、選手たちには思い切って判断してやってほしい」と話した。

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