3カ月ぶり復帰の福岡MF重広　J1昇格へ決意「持っているものをチームに還元できたら」

ウェブ会見したJ2福岡MF重広
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　サッカーJ2福岡のMF重広卓也（25）が5日、練習後のウェブ会見で戦列復帰の思いを話した。

　
　前日のアウェー水戸戦で、7月29日の第8節愛媛戦以来、23試合ぶりの出場を果たし、45分間プレーした。「自分が思ってた以上のプレーはできなかった。まだまだ自分的には全然納得しない内容だった」。本人に笑顔はなかったが、長谷部茂利監督（49）は重広について「ゲームにうまく復帰した。もっといいプレーができると思うが、昨日のところは良かったと思う」と評価。今後の活躍への大きな期待もにじませた。

　右足すねの疲労骨折で約3カ月間の戦線離脱。その間、チームは勝てずに苦しんだ時期を経て、12連勝で一気に昇格圏内に浮上した。チームの変化については「自分たちの持っている形にすごく自信が満ちあふれている。愚痴や不満もないし本当にいい流れになっている」。昇格へ向けて一丸となって戦うチームの雰囲気の良さを明かした。
　
　今季残り11試合。「僕が入って何が変わるか分からないが、自分なりに自分が持っているものをチームに還元できたら」と意欲を燃やす。

　「守備は1―0でも最後までしっかり逃げ切れるメンタリティ、我慢強さはある」と、昇格へ向けてのポイントに「攻撃面」をあげた。

　「1点じゃ物足りないので2点、3点取れるように、誰かが活性化させないといけない。誰が引っ張っていくかというのはこれから大事になってくると、個人的には思う」。

　攻撃に特長を持つ重広がそのキーマンとして輝けるのか。昇格争いがますます激化していく中、復帰した頼れるボランチがチームをさらなる高みに導く。