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ザルツブルク奥川、欧州CL“初”ゴール 王者バイエルンから価値ある同点弾

[ 2020年11月5日 05:30 ]

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第3節   ザルツブルク2-6Bミュンヘン ( 2020年11月3日 )

後半、欧州CL初ゴールを決め喜ぶザルツブルクの奥川(左)
Photo By 共同

 3日に各地でA~D組の8試合が行われ、A組でザルツブルク(オーストリア)のMF奥川雅也(24)が途中出場した昨季王者バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦で欧州CL初ゴールを決めた。日本人選手の得点は前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて9人目。チームは2―6で敗れBミュンヘンは開幕3連勝を飾った。

 欧州王者のゴールマウスをこじ開けた。MF奥川は1―2の後半20分に投入されると、いきなりチャンスをものにした。同21分、相手陣で味方がボールを奪うと即座に反応。スピードに乗ってパスを呼び込み、左足の柔らかいトラップでシュートできる位置にボールを置いて右足を振り抜いた。ゴール左に決まると、雨の降りしきる無観客のスタジアムに歓喜の叫びが響いた。

 欧州CL初得点は特大のインパクトを残す一発だった。地元メディア「ラオラ1」は「途中出場ながら、これ以上ないスタートを切った。絶妙なアシストから同点弾を沈めてみせた」と称賛。チーム公式ツイッターも「本日のバイエルン戦ではジョーカー的な役割を担った」と称えた。

 15年にJ2京都からザルツブルクへ。ドイツ2部キールなどへのレンタル移籍で実力を蓄え昨季復帰した。「(南野)拓実君が(得点した相手の)リバプールに行ったことで、凄く刺激になっている」と話す24歳は、確かな足跡を残した。

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2020年11月5日のニュース