×

FC東京 健太監督J1通算200勝 先発11人変更成功で史上2人目

[ 2020年10月5日 05:30 ]

明治安田生命J1第20節   FC東京1―0湘南 ( 2020年10月4日    BMWス )

<湘南・FC東京>J1監督通算200勝目を上げ選手を称えるFC東京・長谷川監督(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグは各地で3試合が行われ、FC東京は敵地で湘南に1―0で勝利し、暫定2位に浮上した。長谷川健太監督(55)は史上2人目のJ1通算200勝を達成。先発11人を入れ替える大胆なターンオーバーを採用し、チームの底力を示しつつ勝ち点3を獲得した。神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)の2戦連続ゴールで4連勝を飾った。

 史上2人目の大記録が生まれた。FC東京の長谷川監督が元日本代表監督でタイ代表の指揮官を務める西野朗氏に次いでJ1通算200勝を達成。若手育成にも定評のある屈指の名将は「選手やスタッフ、関係者の力がなければ達成できなかった。関わった全ての人に感謝したい」と充実の表情を見せた。

 節目の200勝目、そして暫定2位浮上は“健太流”で引き寄せた。コロナ禍の影響で過密日程となり、7日にはルヴァン杯準決勝の川崎F戦が迫る。そんな中、9月30日のリーグ浦和戦から先発11人を入れ替える大胆なターンオーバーを採用。さらにベンチには出場機会に恵まれなかった選手が多く名を連ねた。それでもハードワークと球際の強さは失われない。練習からしっかりと見定め、東京五輪世代のFW原やMF品田らを抜てきし、成長を促した成果が表れた。

 今後、ACLの日程変更により2チーム編成は避けられない。「ACLへは強い思いを持っている」。そう話す指揮官は、記念すべき1勝でアジア制覇に必須なチーム力の底上げを証明してみせた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月5日のニュース