×

Eフランクフルト鎌田 今季初ゴールで代表戦に弾み 攻撃陣けん引&決勝弾も演出も

[ 2020年10月5日 05:30 ]

ドイツ1部   Eフランクフルト2―1ホッフェンハイム ( 2020年10月3日 )

<Eフランクフルト・ホッフェンハイム>後半、ゴールを決めるEフランクフルトの鎌田
Photo By ゲッティ=共同

 日本代表は5日から欧州組だけを集めたオランダ遠征をスタートする。合流前最後の試合で多くの選手が躍動した中、最も輝きを放ったのがEフランクフルトのMF鎌田大地(24)だ。3日のホッフェンハイム戦で今季初ゴールを記録するなど好調をアピール。FW岡崎慎司(34=ウエスカ)の負傷辞退もあり、複数ポジションでの活躍も期待されそうだ。チームは9日にカメルーン代表と、13日にコートジボワール代表と対戦する。

 代表戦に弾みをつける活躍だった。ホッフェンハイム戦に先発した鎌田は、0―1の後半9分に味方のパスに走り込み、右足で今季初得点。さらに後半26分には得意のドリブルで相手DF陣を崩し決勝弾をお膳立てした。これでチームは開幕3戦2勝1分けの負けなし。好調のチーム攻撃陣をけん引する鎌田も「ここ数年で一番良いスタートが切れた」と納得の表情だ。

 17年夏に鳥栖から加入。1年目は適応に苦しみ出場わずか3試合に終わったが、18~19年シーズンに期限付き移籍したシントトロイデンで才能が一気に開花。復帰した昨季も公式戦10ゴールと活躍した。今季も好調を維持しており、今後は森保ジャパンでの活躍も期待されている。

 A代表は昨年3月に初招集。同22日のコロンビア戦で初出場を果たした。本職はトップ下だが、出場した全4試合で1トップでもプレー。今回のオランダ遠征では岡崎が負傷により不参加、大迫も3日のビーレフェルト戦で出番なしと本調子に遠く、鎌田がトップ下のほか、再び1トップで起用される可能性は十分だ。

 「良い感覚なのでこれからも続けていきたい」と鎌田。東京五輪のオーバーエージ枠候補にも挙がる24歳が、10カ月ぶりの活動となる代表でも真価を発揮する。

続きを表示

2020年10月5日のニュース