J2町田MF平戸　節目のJ2通算100試合目へ感慨　今季初の4連勝目指し意気込み

　J2町田のMF平戸太貴（23）が、立て続く節目の試合を勝利で飾る。チームは4日、次節6日のホーム琉球戦に向けて調整。J通算100試合出場を収めた2日のアウェー愛媛戦に続き、琉球戦が自身のJ2通算100試合目となる。「少し意識するところはある。1試合1試合の積み重ねが、つながっているのかな」と感慨深げに語った。

　17年に鹿島から町田へ期限付き移籍。19年に期待されて鹿島へ戻るも、J1では1試合の出場にとどまり、昨季途中に完全移籍で戻ってきた。鹿島でのJ1デビュー戦となった昨年4月の名古屋戦を思い出の試合と振り返る平戸は「結構こてんぱんにされて、メンタルもやられた」。ただ、そこで植え付けられた反骨心が今の活躍につながっている。

　先月30日の岡山戦は、2戦連発となる先制弾を含む2得点。前節の愛媛戦では前半7分に猛プレスから相手のオウンゴールを誘うなど、平戸の活躍がチームの成績に直結してきた。「チームとしてやるべきことを徹底できているからゴールを奪えている。苦しいゲームを勝ち切れて、成長を感じている」。苦労を知る男が、今季初の4連勝へと導く。