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メッシ 退団決意の背景を語る「最近はクラブ内でハッピーではなかった」

[ 2020年9月5日 03:02 ]

メッシ(AP)
Photo By AP

 スペイン1部バルセロナに退団意思を通達していたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が4日、残留することを正式に表明した。

 メッシはGoal.comで公開されたインタビュー動画の中で残留を明言するとともに、クラブに退団希望を通達するに至った理由も明かした。

 「クラブ、特に会長には、この1年ずっと退団したいと伝えてきた。とても難しい1年だった。練習でも試合でもロッカールームでも苦しんだ。自分にとって全てが困難だった」と振り返った上で「新しい目標、新たな環境が必要だと思っていた」と説明した。

 8月には欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で、優勝したバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2―8と歴史的な大敗を喫し、それで退団を決意したとも報じられていたが、メッシは「バイエルン戦の結果のせいじゃない。(退団の)結論は長い間考えていた」と反論。2015年を最後に欧州制覇から遠ざかっており「自分は(欧州CLで)勝つための計画を望んでいたが、そんな物はなかったというのが真実。彼らは何もせず穴を埋めるだけだった」とバルトメウ会長らクラブ首脳の強化失敗も一因に挙げた。

 「クラブ愛を疑われたことで傷ついた。退団しても残っても、バルサに対する愛は決して変わらない」とクラブ愛を強調しながらも「退団を考えた理由は、サッカー人生の最後の数年をハッピーに過ごしたかったから。最近はクラブ内でハッピーではなかった」と率直な心情を吐露した。

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2020年9月4日のニュース