なでしこジャパン高倉監督　東京五輪延期に言及「“1年もらったな”が正直な気持ち」

オンラインで取材に応じるサッカー女子日本代表の高倉麻子監督
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　なでしこジャパンの高倉麻子監督が20日、オンライン取材に応じ、来年に延期となった東京五輪に言及した。「延期の決断に至ったと聞いたときはこのままやりたかったなという思いはあったが、今のチームを考えれば若い選手が多いので“1年もらったな”と思ったのが正直な気持ち」と話した。新型コロナウイルスの影響で予定されていた強化合宿や国際親善試合は中止が続き、代表活動の再開は早くても10月以降となる見込み。「本来であれば、なでしこリーグが開幕したタイミングで一度集まって来年に向けての話をしたかったというのはある」と代表活動がままならない現状に葛藤に苦しみながらも、「工夫していかなければならない」と決意を新たにしていた。

　高倉監督は18、19日に開幕節を迎えたなでしこリーグの2試合を視察。「たくさんの方の尽力でここ（開幕）までこぎつけることができた。選手のコンディションはまだこれから上がってくる部分があると思うが、熱い試合が見られて安心した」と視察を終えた感想を口にした。