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南野 地元メディアの評価分かれる 「スピードに適応中」チーム最低点も

[ 2020年3月4日 22:02 ]

FA杯・5回戦   チェルシー2―0リバプール ( 2020年3月3日    ロンドン )

チェルシーのマウント(左)と競り合うリバプールの南野(AP)
Photo By AP

 日本代表MF南野拓実(25)は3日、FA杯・5回戦のアウェー・チェルシー戦で移籍後初めてフル出場。1月26日のFA杯・4回戦シュルーズベリー戦以来、約1カ月ぶりの先発で、前半20分の好機を逃すなどシュート0本に終わった。一方で、周囲との連携、戦術理解、守備などで向上ぶりを示し、地元メディアの評価は分かれた。

 地元リバプール・エコー紙は6点(10点満点)と及第点を付け「9番の役割を担い、立ち上がりからシャープな動きを見せた。(守備で相手DFの)リュディガーに対するブロックプレーからチャンスもつくった。マネへの好パスもあったし、GKケパを襲ったチャンスの場面では、ゴールを狙った3人のうちのひとりだった。チームメートとの相互理解もかなり進んでいる。特に、マネとの連係プレーは非常に印象的だった。位置取りを下げて、ライン間で動き回るプレーはコンスタントに危険だった」と詳細に分析。課題については「後半は周囲の選手の停滞に引きずられてしまった」と指摘した。

 一方でデーリー・ミラー紙は「激しい試合の中で、スピードにまだ適応の途中」と評し、チーム最低タイの5点という厳しい評価を下した。デーリー・メール紙は5.5点で「未だにイングランドサッカーのスピードに適応しようとしている。ワークレート(仕事量)は多いが、プレーの質は低かった」と、こちらも世界最高峰のプレーの速さに対する適応を課題に挙げた。

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2020年3月4日のニュース