クロップ監督、シュート0も南野を高評価「完璧にフリーの場面も」

FA杯・5回戦   チェルシー2―0リバプール （ 2020年3月3日    ロンドン ）

チェルシーのマウントと激しく競り合うリバプールの南野（AP）
Photo By ＡＰ

　リバプールのユルゲン・クロップ監督（52）が、日本代表MF南野拓実（25）のプレーぶりを称えた。

　南野は3日、FA杯・5回戦のアウェー・チェルシー戦で移籍後初めてフル出場。1月26日のFA杯・4回戦シュルーズベリー戦以来、約1カ月ぶりに先発したが、得点には絡めず、チームは0―2で敗れた。

　移籍後初得点を狙った南野は前半20分の好機を逃すなどシュート0本に終わったが、ドイツ人指揮官は試合後の会見で「タクミは非常に良いプレーを見せた」と高く評価。課題に挙げたのは周囲の選手の南野の生かし方で「もっと（南野へ）パスを出すことができただろう。ペナルティーエリア内で完璧にフリーになっていたこともあった。もし（右SBの）ネコ（・ウィリアムズ）が彼（南野）のことを1、2回でも見ることができていたら、多かれ少なかれシュートを打てた」と南野がフリーでもパスを受けられなかった場面があったと指摘した。