藤枝順心 2大会ぶり4度目V!!池口の幸運ゴール守り切った「まじかって感じ」

[ 2020年1月13日 05:30 ]

スポニチ後援 第28回全日本高校女子サッカー選手権大会最終日 ( 2020年1月12日    ノエビアスタジアム神戸 )

<藤枝順心・神村学園>優勝を決め喜ぶ藤枝順心イレブン(撮影・後藤 大輝)
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 決勝で藤枝順心(静岡)が神村学園(鹿児島)を1―0で下し、2大会ぶり4度目の優勝。後半15分、FW池口響子(3年)の右クロスがそのままゴールに吸い込まれる幸運な先制点を守り切った。14大会ぶり3度目の頂点を目指した神村学園は、何度も好機をつくったが決めきれなかった。

 負傷に悩まされたストライカーを神様は見放さなかった。

 後半15分、右サイドを突破したFW池口が右クロス。「ファーサイドに味方が見えたので、いいクロスを上げようと思った」と送ったボールは相手GKの頭上を越えてそのままネットに吸い込まれた。驚きの表情を浮かべながら「まじか、って感じ。シュートは狙っていなかったけど、めちゃくちゃうれしい」と両手を広げて喜びを爆発させた。

 初戦で敗退した前回大会で池口は開始1分に負傷。右膝前十字じん帯を断裂し、同6分に負傷交代した。「最後の選手権で点を取ることを目標にしてきた」と約10カ月のリハビリに耐え、この日も右膝にテーピングをしながら90分間奔走した。

 スタンドでは今夏まで左サイドバックの主力を務めた吉田優菜が声援を送っていた。吉田は昨年5月の高校総体県大会の準決勝で右膝前十字じん帯を断裂。在学中の復帰は絶望的となったが池口は自身の経験を生かしアドバイスを送り続けた。「同じケガで苦しんでいる選手に自分が得点を決めて勇気を与えたかった」と話すと、吉田も涙を流して活躍を喜んだ。

 前回大会は初戦で姿を消し、昨夏の全国高校総体も1回戦敗退。屈辱を糧に、講師を招くなどしてメンタル面を強化し、多々良監督が「今までなら、じれて失点していた」と言うチームは成長した。13日に行われる男子の選手権決勝には静岡学園が登場。サッカー王国復権へ、まずは女子が価値を証明した。

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